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  • 執筆者の写真Tsubasa Shida

TAB譜(タブふ)について

皆様はペットを飼っていますか?私は子供の頃から猫と一緒に育ちました。

その猫は数年前に亡くなってしまいましたが、現在は2匹飼っていて、そのうちの1匹がこの前2歳になりました!

今回は、TAB譜(タブふ)についてです。

ギターの解説サイトや動画では良く出ていたりします。

このTAB譜は実は弊害もあるのですが、圧倒的に便利なので初心者の方は是非活用していただきたいと思います。

 

1.タブ譜ってなに?

一言で言えば「ギターのための楽譜です。」

どの弦の何フレットをおさえれば良いかが数字で明記されているため、少しコツを掴めばどなたでも曲を演奏する事が出来ます。


TAB譜の例

ちなみになんの略かと言いますとTablature(タブラチュア)

という、「楽器固有の双方を数字や文字などで表す記譜法」

という言葉があるそうです。つまり、TAB譜=ギター用というわけではありません。

色々な楽器のTAB譜が存在するのです。

 

2.実際の読み方

早速実際の読み方です。

まず横線、これが弦を表しています。

通常の5線譜とは違い、ギターの場合6本あるのが特徴です。


ここで注意したいのが、

上が1弦(1番細い弦)

下がが6弦(1番太い弦)

という事です。


この横線上に数字を書き、何フレットをおさえるべきかを表します。

例えば、上から3本目の線に2と書いてあったら、3弦の2フレットをおさえればよいのです。

TAB譜の読み方

音の長さに関しては、実際の音符と似たような形状になるかと思いますので、少しそのあたりは知識が必要です。

最初のうちは、リズムや音の長さは頭で覚えてしまって、どこをおさえるべきかをTAB譜を参考にするというのが良いでしょう。

 

3.TAB譜の弊害

実際にTAB譜の弊害は何かと言うと

「楽譜が読めるようにならない」

「他の楽器とコミュニケーションが取りにくい」

「自分が何を弾いているのか理解せずに弾けてしまう」

という事です。

 

「楽譜が読めるようにならない」

TAB譜のおかげでギターはとても気軽に始められる楽器となりました。楽譜が読めなくても弾けるのです。

そして市場にも通常の5線譜よりもTAB譜をメインに扱う本や、楽譜が増えました。

こうして更にギタリストは楽譜ふれる機会が減っていき、そのため他の楽器奏者に比べて、「譜面に弱い」傾向が強くなる循環が生まれてしまいました。

趣味で楽しむ分にはあまり気にする必要はありませんが、これが仕事となってくると話は別で、作曲者やアレンジャーがTAB譜を用意してくれる事はありませんので、訓練をして楽譜を読む能力を身に付けなければなりません。


「他の楽器とコミュニケーションが取りにくい」

自分の弾いている音をTAB譜でしか理解していないと、他の楽器の方に話が通じません。

(楽器固有の楽譜ですから当然ですね)音楽は他の楽器とコミュニケーションをとりながら演奏していくのが楽しみの1つかと思いますので、せめてその時々で自分の弾いている「コード」くらいは把握しておいた方が良いと思います。


「自分が何を弾いているのか理解せずに弾けてしまう」

TAB譜は大変便利で「自分の弾いている音も、コードもわからないけど、とにかくココをおさえればオッケー!」という事になってしましがちです。

はじめのうちはもちろんそれでかまいませんが、脱初級者を目指すのであれば、「ご自身の弾いている音がどういった音なのか」というのを把握するのは大切な一歩となります。


 

いかがでしたでしょうか。

弊害も合わせて紹介しましたが、はじめのうちは気にせずにTAB譜を参考にして、とにかく弾きたい曲を楽しく弾いてください。

一般的な楽譜を読めるようになると例えば「ピアノのための本を見てギターで演奏する」という面白い事も出来るようになります。また、他の楽器とのコミュニケーションの幅も広がり、音楽がより一層楽しくなると思います。慣れてきたら是非こちらにもチャレンジして下さい。

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