最近テレビを見ていると「お餅」のCMを見かけるようになりました。時の流れの速さに驚きつつも「早くに仕掛けた方が勝ちとか、そう言った業界の駆け引きとかあるのかな?」とかそんな風に妄想してしましました。
今回は弦について(エレキギター編)です。
1.エレキギター用とアコースティックギター用
まず気をつけなければいけないのはエレキギター用とアコースティックギター用の弦を間違えてはいけないという事です。 弦のパッケージに、「Electric」や、「Acoustic」などの表記がありますので、確認しましょう。 図 また、6本セットのものと、1本ずつバラ売りされているものがあります。 バラ売りの場合、何弦用の弦なのか、確認して買うようにしましょう。

2.表面の加工について
6弦など太い弦には芯線にニッケルやステンレスなどを巻きつける(その他成分も配合あり)のですが、この部分にも違いがあります。
エレキギターの中でも特にジャズなんかで使われるマイルドな音のする弦は、「フラットワウンド」と呼ばれる少し特殊な巻き方になっていたりするのです。
フラットワウンドの図
表面が平らになっています。
対して、一般にロックやポップスなどで使われる弦さ「ラウンドワウンド」というもので、こちらが一般的なエレキギター弦と言えます。
フラットワウンドとラウンドワウンドの中間である「ハーフラウンド」という弦も存在します。 ともあれ、一般的なエレキギターでしたら、最初のうちは「ラウンドワウンド」を買うようにしましょう。 「Flat wound」と小さく記載されていたりしますので注意しましょう。

また、最近では弦が長持ちするとされるコーティング弦というのもあります。比較すると少し高いですが、確かに長持ちします。 普通の弦に慣れてから試すのが良いと思います。
3.弦の太さについて
大切な要素が弦の太さです。
弦のパッケージに数字が書いてあります。これが太さを表す数字です。
図
特にセット売りの場合は、1弦の太さと、6弦の太さを表示し、その数字でセットを呼んだりします。
010-046と書いてあったら、
通称「イチゼロヨンロクのセットです」
1弦の太さが0.010インチ
6弦の太さが0.046インチという意味です。
(最初のゼロを省略する事もあります)
一言で言ってしまえば、「太い弦より細い弦はおさえやすく、切れやすい」です。 また、太い弦の方は振動した時のエネルギーが大きいですから、サウンドに影響を与えます。 エレキギターの場合は10-46を基準にして考えると良いでしょう。 数字が大きくなると太く、ちいさくなると細くなります。
4.弦の張替えはどうすればいい?
ギターに慣れてきたら是非ご自身でトライしていただきたいと思います。
また楽器店へギターを持ち込めば、張ってもらえますので初めのうちはそうすると良いでしょう。勿論有料で、大体500円強〜1000円位(弦の代金は別)が相場なようです。
ご自身でトライされる方は、ニッパーが必要です。また、ペグを素早く回す道具などもありますので活用すると良いでしょう。
例えば、「1弦が切れたから1弦だけ張り換える」というのも良いでしょう。 でも他の弦も長い事使っているのなら、全て張り換える方が良いと思います。
5.弦の寿命は?
人やお手入れの仕方によって様々です。
1ヶ月や1週間という方もいれば、レコーディングで一曲毎に交換する方もいるようです。
初心者の方は「3ヶ月に1回交換」と思っておいて良いと思います。
長く同じ弦を使っていると錆びてしまったり、切れやすくなったり、チューニングが不安定になってしまったりしますので気をつけましょう。
まとめ
エレキとアコギの弦を確認して買いましょう。
普通のポップスやロックならまずはラウンドワウンドの10-46(イチゼロヨンロク)がおすすめ。
ジャズのスタンダードな音を出したい方は「フラットワウンド」を買いましょう。
弦は3ヶ月に1度は換えましょう。
いかがでしたでしょうか? 初めのうちは、弦は「買わなければならないもの、張らなければならないもの、」かもしれませんが、慣れてくると、弦はとても重要な要素である事に気がつくと思います。 是非色々な弦を張って、サウンドの違いを感じて下さい。
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