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執筆者の写真Tsubasa Shida

丁寧でいて詳しい教則本を作りたい3

更新日:2021年10月17日



音楽教室でレッスンを始めてから4年位して、とりあえずの自作テキストが出来ました。


このテキストは大人向けであり、1ページの量もギッシリ


そんな頃一時的にお子様の生徒が増え、お子様向けのテキストを作る事としたのでありました。


この頃になると個人レッスンの生徒も何名かはおり、

より、個性や想いのある働きが重要になると感じ始めました。

と思うようになりました。


自分のレッスンは初心者から、上級者まで対応していますが、

想いとしては

「ギターがもっと流行れば良いのになぁ」


といったものが強くありました。

その想いがしっかりと乗っかったような、初心者に優しい子供用テキストの制作へと取り掛かりました。


お子様(8歳位までの)生徒を教えていて気がついた事


リズム的なエクササイズはみんな結構好き

(幼稚園や保育園で楽しく踊ったりするからでしょうか)


弦をおさえる力がまだ足りない


・2年生までに習う漢字は意外と少ない


アニメやイラストが結構好き


・集中力が続くのは20分


他にも色々ありますが、パッと書くにはこんな感じです。

レッスンとテキストの方針を次の様にしました。


・自分のテキストをひらがな中心にする事

・童謡などの知っている曲を練習し、抑えるための指(のチカラ)を作る事

・毎週「何をやったか、次は何をするのか」がすぐにわかる

・レッスンをしていて、将来の人生に役に立つ音楽の基礎力を身に付くようにする事。


しかしこれらは、

「今まで全く音楽をやった事が無い大人」

も同じ事である、と気が付きました。


こうして私は、テキストをフルリメイクする事にしました。


最初のテキスト、

「ギター入門テキスト」

内容を噛み砕き、図解やイラストをたくさん追加

1つ新しい事を覚えたら、それを使って1つ曲を弾いてみる。

そんなテキストを目指しました。


また、今までのテキストはあくまで

「レッスンの補助」

としての位置付けでしたが、今回はどうせなら、と

販売が出来るモノを目指しました。


生徒さんが

「ただギターをかじった」

に留まらないレッスンとテキストを強く目指し始めました。


販売を視野に入れるとなると、ある程度は

「本の作り」

も学ぶ必要がありました。


なるほど・・・

偶数ページが左側に、

ページ数は8の倍数に

ページ番号は「ノンブル」と呼ぶらしい・・・

(これらは現代ではマストでは無いようですが一応)


とりあえずは大人向けとして

48ページのテキストを2冊作りました。

イラストや、余白も多く取り入れ、毎ページに日付を書く欄を作りました。

練習曲には誰もが知っているパブリックドメイン(著作権切れ)の楽曲を採用しました。


それぞれ

「ギターの弾き方1・2」

と名付けました

2冊で、元々の

「ギター入門テキスト」

半分の内容です。

(80ページありましたから倍以上のページを使っている事になります)


そしてこの

「ギターの弾き方」

子供向けにアレンジする事にしました。


ただでさえ詳しく書いたつもりの

「ギターの弾き方1」

さらにゆっくり内容を丁寧に作り直し

2冊に分けました。


ほぼすべてが平仮名、可愛いイラストたっぷり、童謡もたっぷり


「はじめてのギター」

と名前を付けました。


手元に出来たのが

「ギター入門テキスト」

「ギターの弾き方1・2」

「はじめてのギター1・2」

「ギター音楽理論入門」

の計6冊になりました。


これらのテキストをレッスンで使い

効果測定と質のチェックをしていく事になります。


つづく




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