前回のコードについて(超入門編)の続きとなります。
「コードのアルファベットにはどういった意味があるのか」
という質問も非常に多くいただきますので、少しずつ解説をしていきたいと思います。
今回は、コードのアルファベットの意味についてです。
コードに使われるアルファベットは ・最初の大文字 ・小文字のm ・数字の7やM7 ・それ以外
の4つにざっくりと分けて考えるという事でした。
今回は上の2つの、説明をしていきます。
1.大文字のアルファベット
まず必ず初めに大文字のアルファベットがあります。
これは、音の名前を表しています。
「ドレミファソラシド」はイタリア語で、
これらを英語にしたものが
「CDEFGABC」となります。
この、「英語での音の名前のアルファベット」がまず最初に来ているのです。
コードの「ルート音」
というものを英語の音の名前で表しています。
ルート音とは…
ルートを英語で書くとroot
日本語で、根っことか、基(もと)とかそういったニュアンスです。
ルート音は日本語にすると根音(こんおん)
つまり、コードの根っことなる音の事です。
とりあえずここではコードは、「ルート音を土台として上に音を積み重ねて作られるものである」
という事を覚えて下さい。
つまり、「アルファベットのC」は「ドという音が土台になったコード」という意味です。
音の名前もアルファベット、コードの名前もアルファベット、
これが混乱してしまう原因でもあります。
大文字のアルファベットがルート音、それ以外のアルファベットはその上に乗る音の重なり方を表しています。
2.小文字のm
続いて小文字のmです。
「マイナー」と読みます。
これも重ね方を表しているものです。今回は詳しく説明しませんが「小文字のmがついたらマイナー」暗い響きと思って下さい。
3.メジャーとマイナー
コードは大きく分けると「メジャー」か「マイナー」の2つです。
とても簡単に言えば「メジャーが明るい響き」「マイナーが暗い響き」
ルート音を表すアルファベットに、
「小文字のmがついたらマイナー」
「何もつかなかったらメジャー」
という事になります。
(メジャーというのは大文字のMを使って表すのですが、省略するのが普通です)
(大文字のMを見かけることもあると思いますが、それらはM7、つまり大文字アルファベットではなくて数字の7にくっつくMである事が多いです。詳細はまたの機会に説明させていただきます)
4.まとめ
・大文字のアルファベットは土台の音である「ルート音」を英語で表したもの。コードはルート音の上に色々な音の重ね方をして出来上がる。
・小文字のmは「マイナー」と呼んで音の重ね方の1つ。暗い響き
・小文字のmがなければ「メジャー」で、明るい響き。
大文字のMは省略されていて見かけるのは数字の7に対してくっつくM
いかがでしたでしょうか?
馴染みのない方には難しい話かと思いますが、ざっくりしたところから把握していく事でその後の理解も少しずつ楽になっていくと思います。
いつのひか、コードを自在に操り、自分なりの伴奏であったり、オリジナル曲を演奏する日が来ると思います。
クリエイティブな演奏は、とても楽しいものです。
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