ギターフレーズが作れなくて悩んでいる子がいます。
何年もギターを弾いていて同年代でみたら結構うまい方なのに、フレーズを作ろうとすると何も浮かばないそうです。
これは言うなれば中級者から上級者への階段とも言えます。
(中級者や上級者の定義はわかりませんが…)
私としても「ただ弾く」を脱却してそろそろ色々な事を教えたいのですが…。
なんでも最初は真似から
どんな事でもそうです。
言葉も、スポーツも、勉強も。
ギターだって最初はコピーから始めますよね、
問題はコピーする時の意識にあるのですが…。
まず伸び悩んでいる中級者にありがちな例として
「曲をまるまる1曲弾くだけ」
たくさんたくさんコピーをして、バンドも組んで、
音作りなんかも悩んだりして、
でも曲は「弾くだけ」
これは非常にもったいないです。
自分の演奏する曲やフレーズががどのように出来ているのかを少しは考えるべきです。
また、「曲をまるまる1曲弾く」
のは確かに大切ですが、
「気に入ったフレーズを抜き出してストックする」
と言うことも大切です。
特に自由に弾けない最初のうちは…。
言うは易しでありますが、必要な事といえば
1.曲のキーを理解する事。
2.曲のコードを理解する事。
3.「コピーしたフレーズがコードまたはキーに対してどのような音で出来ているのか」を理解する事。
です。
もちろん足りない部分は学ぶしかありません。
「理屈なんてわからなくてもフレーズが作れる!」
と言う事も無くはありませんが、それは
「理屈がわかればもっと作れる」
です。
例えばコピーをしていて次のフレーズが気に入ったとして、
このアイデアをどのようにストックすべきかを考える事が大切です。
多くの初心者の方の頭の中身はおそらくこうです。
中級者はの方はこうでしょうか?
私はこうです。(図では表せない!)
フレーズの他に、元になっている音階や(何処を弾けば外れないか)
コードトーン(コードの構成音)が考えなくとも浮かんで見えます。
弾いているフレーズの下に見えているものはもちろん違うし、捉え方も違います。
「TAB譜で見たおさえる所の数字や」
「You Tubeで見たおさえる所の景色」
だけでは足りません。
例えばこのフレーズで言えば
コードトーン+αの形で考えられたものと思われますので、
指板にコードトーンが見えていると応用はとても簡単。
そして、コードのルート音から見てどんな音になるか(何度の音になるか)
がすぐにわかればより良いです。
まずこういったコードトーンが見えていて
今回注目すべきがこのトライアドの形で
そこを基準として様々な音が入ってくる
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