すっかり秋めいて参りましたが、急に暑くなったり、冷房が入っている所といないところがあったりと、この時期服装や、就寝時のお布団など悩みますよね。皆様、体調にお気を付けてお過ごし下さい。
さて、今回はギターのスケール(弦長)について紹介します。
「スケール」と書くと「音階」という意味もありますが、今回は長さの話です。
1.スケール(長さ)ってなんのこと?
ギターのスケール(長さ)の話
ギターの弦長の事をスケールと呼びます。
ナットからブリッジのサドルまでの長さを表しています。
2.スケールの種類
いわゆるポップス界隈で普通のギターとして扱われるスケールは主に下記の3種類です。
もちろんこの他にも色々なスケールのギターが存在します。
(これは通常のギターのお話で、さらに小さいものもあり、それらは「ミニギター」や「トラベルギター」などと呼ばれたりします。)
レギュラースケール 25 1/2インチ 647.7mm
ミディアムスケール 24 3/4インチ 628.65mm
ショートスケール 24インチ 609.6mm
レギュラースケール
有名ブランド、フェンダー社が基本的に採用している事から、「フェンダースケール」とも呼ばれます。
ミディアムスケール
こちらは有名なブランド、ギブソン社が基本的に採用している事から、「ギブソンスケール」とも呼ばれます。
ショートスケール
他の2つに比べて、比較的数が少ないと思います。
レギュラースケール、ミディアムスケールは「普通のギター」という感じですが、ショートスケールになると、「小さめなのギター」という印象、扱いを受ける事になります。
3.どれを選べばいいの?
シンプルに答えれば
小さなお子様はショートスケールか、それより小さいミニギターか
男性はロングスケールかミディアムスケールどちらでも。
女性の方は手や身体が小さくて自身の無い方はショートスケールを考えると良いと思います。
4.スケールによって何が違うの?
一般的にはチューニングの安定性と弦の張力と言われています。
弦長が長い程、その他の要素の誤差も相対的に少なくなります。
もし身長が2メートルあったら多分、体重を測って1キロ位の差は気にしないはずです。
それと同じです。(同じじゃない?)
加えて、同じ弦を同じ音の高さに合わせた場合、弦長が長い方が張力が強くなります。
つまり、スケールが短い方がおさえるのが簡単という事になります。
さらにスケールが長いと、振動がボディに伝わりやすく、ボディもショートスケールよりも大きい事が多いため、「鳴りが良い」事がおおいです。
(鳴りが良いと、
簡単に言うと音が大きく感じたり、アンサンブルの中で埋もれず聴き取りやすかったりします)
5.まとめ
主に長さは
ロングスケール
ミディアムスケール
ショートスケール
の3種類。
短くなると抑えやすい
長い方が安定しやすく鳴りが良い
男性はロングスケール、ミディアムスケールを基本に
身体の小さい女性やお子様はショートスケールやミニギターを。
いかがでしたしょうか?
数字は覚えずとも、長さに種類がある事を意識して、ギター購入などの参考にしていただければと思います。
手や身体に無理のない楽器選択をして、楽しく演奏しましょう!
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