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執筆者の写真Tsubasa Shida

エフェクターの種類について

更新日:2018年10月13日

前回、エフェクターについて書いたのですが、当然1回では書ききれず、マルチエフェクターとコンパクトエフェクターの特徴について言及したのみでした。 そのエフェクターについて(超初級編)の続きになります。

今回は、エフェクトの種類についてです。

 
0.エフェクトの種類

人によって微妙に分け方が違う事もありますが簡単に分けると ・歪み系 ・モジュレーション系 ・空間系 ・ダイナミクス系 ・フィルター系 ・ボリューム系 に分けられます。多いですか?1つずつ説明していきますのでご安心下さい。


 

1.歪み系エフェクター

歪み(ひずみ)というのは、簡単に言うとスピーカーなどの音割れを回路によって再現したものです。 ロックなどで使われるザラついた音はこの歪みによるものです。 もちろん歪みの中にも種類があります。 比較的自然な歪み(オーバードライブ)や、激しい歪み(ディストーション)などが代表的です。 まだまだありますがまずはこの2つを覚えましょう。



 

2.モジュレーション系エフェクター

モジュレーションというのは音を揺らしたりするエフェクターです。 元の音に、元の信号を少しいじった音を加えて揺らぎを演出します。 イメージとしては柔らかい広がりのある音や、 うねうねとした特殊な音を演出します。 ゆらぎのある音を加えて広がりを持たせる(コーラス)や、ジェット機のような音の(フェイザー)が代表的です。



 

3.空間系エフェクター

主に空間で音が跳ね返る様を再現したエフェクターになります。 例えばお風呂の中のように音を響かせたり(リバーブ)、山彦のように跳ね返ってくる効果(ディレイ)を得たり、というのが代表的です。



 

4.ダイナミクス系エフェクター

こちらは慣れないと効果を実感しにくいかもしれません。 ダイナミクスというのは、強弱などを意味する言葉です。 音の強弱や、音圧などに関係するエフェクターです。 入力された音を圧縮してからレベルを持ち上げ、音圧を高める(コンプレッサー)や、 入力レベルが大きすぎる場合に圧縮してピークを抑えてくれる(リミッター)などがあります。



 

5.フィルター系エフェクター

特定の周波数を持ち上げたり、抑えたりする事で効果を得るエフェクトです。 ペダルを踏み込むと高い周波数が、戻すと低い周波数がそれぞれ持ち上げられて「ワウワウ」と言っているような演奏が出来る(ワウペダル)が代表的です。



 
6.ボリューム系エフェクター

こちらはボリュームを大きくしたり小さくしたりするペダルです。 大きくする事を「ブーストする」と言ったりします。

ゼロからMAXまで任意の値で足の踏み具合で調整する(ボリュームペダル)や、 スイッチを踏むと設定した値まで信号が増幅される(ブースター) 周波数毎にブーストしたりカットしたりを設定出来る(イコライザー)などが代表的です。




 

いかがでしたでしょうか? 種類はたくさんありますし、同じ種類の中でも機種がありますので組み合わせはまさに無限にあります。 初めのうちは歪み系エフェクターを1つ買ってみて、必要に応じて足していくと良いでしょう。 さらに詳しい解説に関してはまた後日まとめさせていただきます。

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