秋らしくなると共に、日が随分と短くなりました。
夜道を歩いていると、鍋が食べたくなりました。少し早いですか?それならばキノコのホイル焼きにしておきましょうか。
皆様は寒くなって、何が食べたくなりましたか?
さて今回は、うまく音が鳴らない? という事で、ギターを始めて間もない方がうまく音を鳴らせない場合に留意すべき点についてまとめてみます。
【音が鳴らない理由と解決策】
コードをおさえた時、音が鳴らない、もしくは鳴るけれど濁っている。そんな事は誰にでもあります。 はじめのうちは「1本くらい音がならなくても良いや」位の気持ちが良いかもしれません。
1.指が当たっている 他の指が当たってしまって音が止まっている可能性があります。のぞき込んで確認してみてください。 おさえる指を今より起こしたり、他の指を寝かせたりしながら弾いて音が鳴ればその形をサッと作れるように練習しましょう。 ここで注目していただきたいのは、 おさえたフレットよりもヘッド側はさわっても問題はなく、ボディ側はさわると音が止まってしまうという事です。
2.おさえる力が弱い
これに関してはすぐに解決出来ない場合もありますが、多くの場合、左手のフォームによる問題が大きいです。
具体的な解決策は以下です。
(1)指をしっかり起こす
おさえるコードにもよりますが、指を起こす事で力が伝わり、しっかりおさえられるようになります。
(2)ネックの後ろの親指とおさえる指とでしっかり挟むように意識する
おさえる指も大切ですが後ろ側からしっかりと支えてあげる事で力が伝わり、音が鳴るようになります。
(3)同じフレット内でも、なるべくボディ側をおさえる 下図のように、フレットににさわらない程度にギリギリをおさえると少ない力で良い音を出す事が出来ます。
(4)しばらく頑張って練習する しばらく練習していると指先が固くなり、おさえた時に音が鳴りやすくなります。
3.張ってある弦が太い?
特にアコースティックギターは工場出荷時の状態では太めの弦が張ってあります。
これはこれで良いのですが、この太い弦は初心者のハードルとなることが良くあります。
010-047辺りに張り替える事でかなりおさえやすくなりますので是非お試し下さい。
4.ギターの状態が悪い 始めてからいきなり道具を疑うのは良くないかもしれませんが、中古や借り物、いただき物のギターをお使いの方は注意して下さい。 ギターの状態で注目すべきは以下です。
(1)ネックが反っている
これは弦の張力に長期間に渡って引っ張られたり温度変化や湿気によって起こるものです。
音楽室で眠っている使われていないアコースティックギターにはとても良くありました。
(2)弦高が高い
弦高というのは、弦を張った状態でのフレットから弦までの距離を言います。
「弦高が高い」というのは、フレットから弦までの距離が長く、この状態ですと、おさえるのにより力を必要とします。
これは「ネックの反り」によって結果的に弦高が高くなる場合もあるのですが、エレキギターなどのブリッジのセッティングによって必要以上に弦高が高くなっていておさえるのが難しくなっている場合もあります。
⑴と⑵、いずれの場合もご自分で調整が可能ですが、慣れていないうちは楽器店に相談するのも良いかと思います。 「もう少しおさえるのを簡単にしたいんですけれども」と相談しましょう。
まとめ
音が鳴らなかったら… ・指が当たってないか見直す ・おさえる場所とおさえ方を確認する ・弦を細くしてみる ・楽器店に相談してみる
いかがでしたでしょうか。
せっかくギターを始めたのなら、美しい音を奏でたいものですよね。
コードなどは視覚的に簡単に覚える事が出来ると思いますが、細かいテクニックや基礎の
積み重ねによって演奏がより楽しくなります。是非、見直してみてください。
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